(鵜殿石仏)
第2次世界大戦後、日本人の精神的な後ろ盾がなくなったように思います。かつては万の神として、
あらゆるものを崇め奉っていました。大木・大岩ですら信仰の対象になっていたものです。
日本には、各地に磨崖仏(岩に直接仏像を彫る)が残されています。今では道路が整備され、簡単
に行くことができます。しかし、彫られた時代となると…。やはり地元の農民の信仰に支えられた
もの。私は芸術的な観点から見ていますが、石工の高度な技には見とれてしまいます。一芸に秀で
た人っていつの時代でも存在するんですね。
今回は再訪したものが多かったですが、今の自分でやれることをしてきたと思っています。例え、
欠けていても撮影をしてきました。例えば、臼杵の石仏群は全て撮影してきました。